03月23日付 日経新聞の報道「経産省、PSEマークの中古家電除外要請に応じず」へのコメント:
景気浮揚策の一環か。
自動車で訳のわからない減増税をやったあとは家電も買わせようという腹らしい。
自動車税の増税基準の新規登録後13年というのも何の根拠もないはずなのだが、これで新車の登録が伸びたと勘違いしたある意味幸せな人たちがいたようだ−実際には10年落ち以上の中古車は減るより実感として増加傾向が続いているように思えるのだが−道行く車を見る限り。
で、今度は家電である。
中古家電の事故が多いという話があるのがどうかは寡聞にして知らないが、もし機器側で事故が起きても現在の家屋では「漏電検知型ブレーカ」の使用が推奨されていてほとんどの家庭に普及しているので特に不都合があるわけではない。感電する前にブレーカが落ちることになるはずだ。
ましてや、PSE基準の試験が1000V絶縁試験ときたものである。
厳密な絶縁を確保するといえば聞こえはいいが、逆に取ればこれまでの国内基準が「まったく役に立たないザル」であると自ら喧伝しているようなものである(もちろん、現行基準がザルということはありえない)。
さらにいうと、現在クリティカルな用途に使われている機器でも絶縁検査が事実上不可能なものもある。
ビルなどで使われている自動火災報知器の受信盤や非常放送設備、プロユースの音響・映像機器などがそれである。メーカーのテストベッド上でプロトタイプを使っての試験は出来るが、基板上の半導体が破損するので設置された現場での機器の測定は無理である。ゆえに機器を設置する前に接続する回線の絶縁を測定し、機器についてはメーカー・設置業者と業界団体・所轄官庁が安全を担保しているのが現状だ。
かつて私の担当した現場で電気保安協会の係員が誤って非常放送の本体に絶縁試験をかけてしまい(試験禁止と言っておいたにもかかわらず)、連動している自動火災報知器と校内放送用のAV調整卓を道連れにして故障させた(というより焼いた)ことがある。電話交換機や病院のナースコールなども同様に耐圧試験が出来ない機器である。
しかも、現在の家電製品は、冷蔵庫や洗濯機などいわゆる「白物」でも何らかの電子制御デバイスを搭載している。それが耐圧試験で大丈夫という確証もない。
結局何がやりたいのかよくわからない、規制緩和といえば聞こえはいいがマークがないというだけで耐用年数に満たない多数の家電製品や貴重な製品群がゴミとなってしまうだけで、儲かるのは家電メーカーと産廃処理業者だけといわれても仕方がなかろう。
楽器や音響機器については、坂本龍一氏らの運動があったせいかビンテージ製品のみ対象除外となるようだが、坂本氏らが述べているようにこれらの機器の除外だけでは不十分で、しかもビンテージの基準自体が非常にあいまいである。89年以降に生産されたものでも、デジタルディレイの名機、ローランドSDE3000シリーズは92年ごろまで生産されていたし、小室哲也氏がチューニングに携わり、いまだに結構な人気のあるヤマハEOSシリーズも90年代の製品だ。
と、いっていたらいつのまにか法律自体がなし崩しになってしまっている。
だれか経産省にミュージックソーでも送りつけてやってくれませんか
さん、はい。
おーまーえーはぁ、あーほぉーかぁー!?
暫定的措置とは言うものの、あまりにも典型的な朝令暮改振りに開いた口がふさがりません( ゜д゜)ポカーン
追記。
本日(3/30)刑惨症…違う経産省から「ビンテージ」機材リストが出ましたが…
ちょwwおまwwうはwww
AMEKの9098…アフェックスのオーラルエキサイターと104…アレシスのadatにmicroverb…げ、dbx全滅でやんの。160Aも263Aも。
うへぁ。フォーカスライトのD2/D3も。レキシコンもいいとこゴッソリ。ああ、ニーヴも当然きますわな。その他諸々助かったようで。
…
ちょっとマテ。なんでべリンガーが(ry
EURO RACKは電源別ってのが売りでなかったか?しかもあれはど〜見たってACアダプターにしか見えませんが。
なんでQSCはUSA400だけなんだよ。850と1300と1310はどーするの。
しかも上級グレード全部すっぽ抜けてますぜ旦那。
ラムサ…電源部とパワードミキサーなんかよりワイヤレスマイクを救ってください。
景気浮揚策の一環か。
自動車で訳のわからない減増税をやったあとは家電も買わせようという腹らしい。
自動車税の増税基準の新規登録後13年というのも何の根拠もないはずなのだが、これで新車の登録が伸びたと勘違いしたある意味幸せな人たちがいたようだ−実際には10年落ち以上の中古車は減るより実感として増加傾向が続いているように思えるのだが−道行く車を見る限り。
で、今度は家電である。
中古家電の事故が多いという話があるのがどうかは寡聞にして知らないが、もし機器側で事故が起きても現在の家屋では「漏電検知型ブレーカ」の使用が推奨されていてほとんどの家庭に普及しているので特に不都合があるわけではない。感電する前にブレーカが落ちることになるはずだ。
ましてや、PSE基準の試験が1000V絶縁試験ときたものである。
厳密な絶縁を確保するといえば聞こえはいいが、逆に取ればこれまでの国内基準が「まったく役に立たないザル」であると自ら喧伝しているようなものである(もちろん、現行基準がザルということはありえない)。
さらにいうと、現在クリティカルな用途に使われている機器でも絶縁検査が事実上不可能なものもある。
ビルなどで使われている自動火災報知器の受信盤や非常放送設備、プロユースの音響・映像機器などがそれである。メーカーのテストベッド上でプロトタイプを使っての試験は出来るが、基板上の半導体が破損するので設置された現場での機器の測定は無理である。ゆえに機器を設置する前に接続する回線の絶縁を測定し、機器についてはメーカー・設置業者と業界団体・所轄官庁が安全を担保しているのが現状だ。
かつて私の担当した現場で電気保安協会の係員が誤って非常放送の本体に絶縁試験をかけてしまい(試験禁止と言っておいたにもかかわらず)、連動している自動火災報知器と校内放送用のAV調整卓を道連れにして故障させた(というより焼いた)ことがある。電話交換機や病院のナースコールなども同様に耐圧試験が出来ない機器である。
しかも、現在の家電製品は、冷蔵庫や洗濯機などいわゆる「白物」でも何らかの電子制御デバイスを搭載している。それが耐圧試験で大丈夫という確証もない。
結局何がやりたいのかよくわからない、規制緩和といえば聞こえはいいがマークがないというだけで耐用年数に満たない多数の家電製品や貴重な製品群がゴミとなってしまうだけで、儲かるのは家電メーカーと産廃処理業者だけといわれても仕方がなかろう。
楽器や音響機器については、坂本龍一氏らの運動があったせいかビンテージ製品のみ対象除外となるようだが、坂本氏らが述べているようにこれらの機器の除外だけでは不十分で、しかもビンテージの基準自体が非常にあいまいである。89年以降に生産されたものでも、デジタルディレイの名機、ローランドSDE3000シリーズは92年ごろまで生産されていたし、小室哲也氏がチューニングに携わり、いまだに結構な人気のあるヤマハEOSシリーズも90年代の製品だ。
と、いっていたらいつのまにか法律自体がなし崩しになってしまっている。
だれか経産省にミュージックソーでも送りつけてやってくれませんか
さん、はい。
おーまーえーはぁ、あーほぉーかぁー!?
暫定的措置とは言うものの、あまりにも典型的な朝令暮改振りに開いた口がふさがりません( ゜д゜)ポカーン
追記。
本日(3/30)刑惨症…違う経産省から「ビンテージ」機材リストが出ましたが…
ちょwwおまwwうはwww
AMEKの9098…アフェックスのオーラルエキサイターと104…アレシスのadatにmicroverb…げ、dbx全滅でやんの。160Aも263Aも。
うへぁ。フォーカスライトのD2/D3も。レキシコンもいいとこゴッソリ。ああ、ニーヴも当然きますわな。その他諸々助かったようで。
…
ちょっとマテ。なんでべリンガーが(ry
EURO RACKは電源別ってのが売りでなかったか?しかもあれはど〜見たってACアダプターにしか見えませんが。
なんでQSCはUSA400だけなんだよ。850と1300と1310はどーするの。
しかも上級グレード全部すっぽ抜けてますぜ旦那。
ラムサ…電源部とパワードミキサーなんかよりワイヤレスマイクを救ってください。
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